2012年10月15日月曜日

時代は移り世代は替わる

10月の3連休を利用して、父母の出身地である山口県に行ってきた。妻と2人の子ども、それから私の母の計5人連れ。新幹線で徳山まで、5時間かからないで到着した。私が子どもの頃は両親に連れられて夏休みごとに行っていたが、その頃に比べるとかなり時間は短縮されている。当時、徳山に到着する時分には夕日が沈みかかっており、それでも「東京に比べると日が長いね」などと感心しながら、速度を徐々に落とす新幹線の車窓から徳山のコンビナート群を眺めたものである。

母の実家はその兄が守っていて、私が子どもの頃からすると小さくなったものの、田んぼには刈り取りを待つ稲が黄金色に輝いていた。もうすぐ3歳になる長男とその辺を散歩しつつ、過去のことを想い出していた私に大変なついていた犬と散歩した田んぼのあぜ道だ。その犬は、祖母が亡くなってすぐあとを追うように死んだ。数年後、その後に飼われた犬に私は膝を噛まれ、祖父はムチのようなもので叩きながら叱っていた。その祖父は、無為な大学生活を送っていた私が訪れた際、帰り際に「勉強せいよ」と声をかけてくれ、それが私にとって祖父の最後の言葉となった。庭には昔、兄と寝転がった芝が青々としている。鬼籍に入った人もそこには私の父もいるそうでない人もそこには確かにいた。今や二児の父となったからであろうか、その手触りやにおいも私を感傷的にさせた。

その後両親の実家それぞれの墓にお参りをした。無邪気な息子はただの山登りだと思っているかもしれないが、お前の分まで手を合わせておいてやろう。その夜は近隣の親戚が集まり、食事の席を設けてくれた。母は兄弟姉妹が多くにぎやかな夕べとなった。翌日は電車を乗り継いで仙崎へ。青海島の遊覧船のデッキで手すりにつかまりながら、青い海と島を真剣に眺める長男の成長を実感しつつ、感謝の気持ちで満たされた旅であった。

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