2013年2月24日日曜日

スーパーボウル

かれこれ20年くらい前、会社の同僚にアメリカン・フットボール(以下アメフト)好きがいて、なにかの折にダラス・カウボーイズのキャップをプレゼントしてもらった。以来そのキャップは私のお気に入りとなり、現在もヘビー・ローテーションでかぶっている。

それがキッカケなのか、いつの間にやらNHKBSで放送しているアメフトのゲームを楽しみに観るようになった。私が観られる放送は夜中の1時から。寝てしかるべき時間であるが、風呂から上がって「最初だけ観ようかな」などとチャンネルを合わせてしまうと、最初だけで終わったタメシはない。放送はだいたい夜中の4時まで。睡眠時間3時間で翌日仕事に行くこととなる。そんなだから、日本時間24日(月)午前中に生放送されたアメフトの祭典「スーパーボウル」は、その1週間前から録画予約を入れるほど楽しみにしていた。スーパーボウルは、アメリカ大リーグで言えばワールドシリーズであり、日本プロ野球で言えば日本シリーズである。大きな違いは、野球のほうは7戦なら7戦のうち多く勝った方がチャンピオンになるシステムであるのに対し、スーパーボウルはたった1試合で雌雄を決する、ということである。その試合がすなわちスーパーボウルなのである。

その日、私は午前中所用があり外出したが、試合が終了する頃合に帰宅した。まだ録画機能が動いている(この時点では当然放送は観ない)。あと15分で放送終了予定なので、その間に昼食をとろう。さて15分後、終了時間なのに録画が終了していない。どうやら放送時間が延長されているらしい…こ、これはもつれたゲームなのかぁ(期待に胸膨らむ)?! 携帯のニュースメッセージなども見ないように細心の注意を払いながらその時間を過ごす。そのうち、終了時間を40分ほど過ぎて録画が終了した。早速ビデオをアタマから再生、しかし、夕刻子どもを保育園に迎えに行く予定など考えると時間がない! たっぷり5時間ある放送を、攻守入れ替え時やビヨンセのハーフタイムショーなどはすっ飛ばして大急ぎで観た。今年は、両チームのヘッドコーチが実の兄弟だったり、大物選手がこの試合で引退するなどの話題があり、また試合自体も盛り上がる内容であった。が、私が感激したのは、実は冒頭のオープニングセレモニーであった。

スーパーボウルの開会式では毎年アメリカ国家が斉唱される。過去にはホイットニー・ヒューストンなどが務めたそうだ。今年は、アリシア・キーズという歌手。私は寡聞にして初めてその存在を知り、またアメリカ国家でその歌声を聴いた。ヤマハのピアノでソウルフルに弾き語る彼女のパフォーマンスに、なんと試合前の選手が涙を流し、私も心が揺さぶられたのか思わずもらい泣きをしてしまった。なんだろうか、この熱気(?)こそ、私がアメフトにハマってしまう理由なんだろうか。以来、夜中にこっそり国会斉唱の場面を何度も再生しその都度涙したことは、家族には内緒である。

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