2013年4月24日水曜日

沖縄旅行(2)

日曜日は清明祭(シーミー)、お墓参りだ。朝、沖縄の親戚との待ち合わせ場所に向かう頃には、予報より早くすでに雨が降り始めていた。祖母のご先祖様にお参りをして、その後近くにある祖父のご先祖様にお参りをした。祖父のご先祖様の墓前には、ゆうに家が1軒建つような広大なスペース ―これもお墓の一部だろうが― が備えてある。そこを取り巻くように周りにも親族の墓が並んでいる。まずは重箱に入った沖縄料理などをお供えする。順々にお線香をあげ、紙幣に見たてたものに火をつけて煙(お金)を天にお届けする。その後は重箱の料理を皆で食べながら歓談となるのだが、この時分にはあいにくの大雨となり、ビニールシートを屋根代わりにしていても効き目は薄い。全員ずぶ濡れになりながらビニールシートを手で押さえながら食べながら、という格好になった。天気がよければ料理やお話しをより楽しめたのだが…、こればかりは融通がきかない。

妻の祖父の家系は由緒ある一族(沖縄では皆そうなのかもしれないが)らしい。首里城を中心とした琉球王朝が成立するころからのお歴々が、このお墓には眠っているそうだ。初代王様の弟がその端緒であるという。祖母から断片的には聞いていたが、今回いろいろ尋ねてみた。ただ、古い話しでもあり不明なことも多いし、なにしろこちらの予備知識が不足していることもあり、一度話しを聞いただけではその長い系譜を大まかに把握するのも難しい。この歴史ある一族の直系が妻の実家であるが、祖父母の代で沖縄を離れてしまっており、地元でずっと差配をしてくれていた親戚の一人も昨年亡くなってしまった。いずれ、この墓を守る人もいなくなってしまうのだろうか…。他家のことながら、歴史の重みと現実の重みを秤にかけなくてはならない時期が近づいているような気がした。

その後一旦ホテルに帰って風呂に入り、冷え切った体をお風呂で温め直した(繰り返すが暖房はない)。夕刻に再度集まり食事会となったが、1歳の長女は発熱していたので、妻と一緒にホテルに残ることになった。妻からみれば「はとこ」(なのかな?)にあたる人たちも我々一行を迎えてくれ、沖縄の気風に触れた気がした。お店のテレビで流れる「ちびまる子ちゃん」を凝視しながら食べる3歳の長男の世話を焼きながら、沖縄そばをおいしくいただいた。

翌日は帰るだけ。お土産やらなんやらやっているうちに時は過ぎ、飛行機にギリギリ間に合った。長男は飛行機が動き出すと間もなく寝入ってしまったが、長女はやはり泣き叫んでいた…かわいそうに。ともあれ、2人の子どもを抱えながら、なにかと慌ただしい旅は終わった。

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