2013年4月11日木曜日

中央線快速(2)

とある休日、3歳の長男と出かけることにした。前日、なにげなく「明日天気がよかったらバスと電車に乗ろうか」と持ちかけたところ文字通り乗り気になった彼は、朝私をたたき起こし、通常の倍速で着替えを済ませ玄関で待っている。この「小旅行」の目的が前回のブログの続きを書くためであることを知らず…。とはいえ、私自身も楽しみつつ、ふたりで出発した。

バスに乗り、中央線の武蔵小金井駅に向かった。私が中央線に乗るのは大抵ここからである。彼と手をつなぎ「快速」に乗り込んだ。子どもと一緒なので集中力が途切れがちであるが、この記事を書くために感覚を研ぎ澄ませ、社内アナウンスや表示などに注意を払った。目的地は吉祥寺駅。武蔵小金井から吉祥寺までは、快速であっても各駅に停車することを私は知っているのでビクビクしないが、そのことを知らない人がビクビクしないようなアナウンスはあるのか? 駅を出発すると直後に「次は○○駅だ」という女性の声によるアナウンスが日本語・英語で流れ、ややあってドア上のモニターにも表示される。モニターでは10秒おきぐらいだろうか、次々と画面が切り替わり、今後の停車駅、進行方向とは逆の青梅線方面の路線図とかが表示され、あらかた中央線の紹介が終わるとビールとかの宣伝や今日の天気などの情報が映し出される。“今後の停車駅”の表示を見落とすと、ビクビクは収まらないような気がする。せめて、○○駅に到着する前に「○○駅を出ますと次は□□駅に停車いたします」とか言ってくれるとありがたいのだが…、東小金井、武蔵境と各駅に停車し出発するごとに状況は同じであった。ところが、三鷹駅に到着する前に車掌さんの「生アナウンス」が流れ、「次は三鷹だ」「三鷹で特快を待ち合わせする」「本日は休日運転のため、この電車は三鷹を出るとA駅に停る、B駅とC駅には停らない」という情報が伝えられた。

なるほど! この先からこの列車は本物の快速になるのだ。ここまでは快速という名の各駅停車だったのだ。これまでナリをひそめていた車掌さんもここでスイッチが入ったように乗り出してきて、快速運行に切り替わる。飛ばす駅もあるからアナウンスで注意を促さなければならない。逆に言えば、各駅停車の間は確かに各駅に停るんだから、「次の次の駅など気にせずにいいですよ、静かにそっとしておいてあげますよ」ということなんだな! …この列車に乗り続け、車掌さんの今後のアナウンスを聞きたいという強い誘惑があったが、同行の彼に事前通告していたとおり、吉祥寺駅で井の頭線に乗り換え、明大前駅に向かった。

井の頭線では各駅停車で永福町駅まで行き、急行に乗り換え明大前駅へ。そこで京王線に乗り換え、特急電車に乗って八王子方面へ。次の停車駅は調布駅だが、「調布を出ると次は府中だ」という車掌さん(こちらは女性)のアナウンス。調布で各駅停車に乗り換えるとこちらでは「次の次の駅」のお知らせはない。最寄り駅に到着し、我々ふたりは無事に帰宅した。

中央線の快速は一定区間では各駅停車であること、中央線に限らず、各駅停車ではそれに応じた控えめなアナウンスをしていることを今回の小旅行で知った。これさえ知っておけばもうビクビクしなくて済む(してませんでしたけど)。車窓の外を見ていたい3歳の彼をずっと抱っこしていたために腕が筋肉痛になったのは、この翌々日だった。

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